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DIYがテレビでもよく取り上げられていますが、古民家再生・リフォーム・リノベーションでDIYはできるのでしょうか?
古民家や空き家の再生・リフォーム・リノベーションをDIYでやる人もいます。
たしかに、工務店などリフォーム業者にお金を払わなくてよい分、工事費用を抑えることができます。
最近は古民家DIYのテレビ番組も人気で、タレントのヒロミさんがよくリフォームをしていますね。
また、日本テレビの有吉さん司会のテレビ番組「有吉ゼミ」では、おかずクラブと水卜アナウンサーが古民家カフェのDIYをしていましたね。
日曜大工やDIYが好きな人は「自分でやってみよう!」と思う人もいるでしょう。
古民家のDIYは難易度が高い
ただし、実際は古民家や空き家の再生・リフォーム・リノベーションは素人にはかなりハードルが高いです。
まず、古民家や空き家の建物診断や調査ができません。
プロがいないと、そもそも古民家や空き家が再生できるのか、リフォーム・リノベーションできる状態なのかを見極めることができません。
そのため、診断・調査をしないで、いきなりリフォームを始めてしまう人もいますが、非常に危険ですのでやめましょう。
家財を運び出して、床や天井をはがしてみたら躯体部分が腐っていて、とてもリフォームできない状態の建物もあります。
それでも「まだ大丈夫だろう」と判断してしまい、どんどんDIYでセルフリノベーションしていき、後で大切な建物の躯体部分の損傷が深刻で、結局住めないという事例もあります。
いくらDIYでリフォームしても、家が傾いていたり、雨漏り、シロアリの被害がひどければDIY以前の問題です。
耐震基準を満たしておらず、地震がきたときに倒壊してしまうリスクもあります。
当然、耐震補強工事も素人にはできません。
素人が手を出してしまったことで、かえって取り返しのつかないことになるリスクもあります。
結局はプロの業者に頼んで、工事費用が高額になる事例も多いです。
DIYをやるのは良いですが、建物の基礎部分、躯体部分など重要な部分に手を出してはいけません。
家具を作るなどは良いですが、現実はテレビでやっているほどうまくいくものではありません。
※テレビ番組には当然専門家・プロがついています。
DIYで古民家や空き家を工事してしまい、重大な欠陥が見つかり、自分ではどうにもできず、元に戻すこともできず、建物を無駄にしてしまうリスクもあります。
DIYをやる場合は慎重に行ってください。
もちろん、耐震補強工事はDIYではできません。
耐震補強工事は建築基準法を学んでいる必要もあり、プロでないとできません。
古民家をDIYするには?
古民家再生・リフォーム・リノベーションのDIYは難易度が高いです。
そのため、必ず専門家をつけましょう。
専門家をつけた上で「ここは自分でやります」などDIYできる部分を専門家に教えてもらいながら進めていきましょう。
基本構造部や躯体部分など重要な部分は素人が手を出してはいけません。
また、専門家にお金を払うことで聞きやすくもなりますし、自分のDIY力を高める機会にもなります。
大切な家のことですので、プロに相談しましょう。
古民家の相続対策も忘れずに
古民家再生をするときは、相続について考える良い機会です。
- 古民家は誰が相続するのか?
- 古民家が空き家になったら誰が相続するのか?
- リフォームしたあとの評価額はいくらになるのか?
- 評価額が変わることで相続税が発生しないか?
- 相続が不公平になっていないか?(誰か1人だけがトクをして他の相続人が損をしていないか)
- 相続税の納税資金はあるか?
など、考えておくことはたくさんあります。
私も実家の古民家再生・リフォームの際に、相続対策をしましたよ(^^)
相続については一般社団法人相続ファシリテーター協会の、
「相続税の基礎控除額は非課税枠のこと!税金計算と6つの節税方法」
「空き家の相続の問題!売却や活用の税金控除や放棄後の管理義務」
が参考になりますので、読んでみてください(^^)
あなたの参考になればうれしいです(^^)