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固定資産税とは土地や家屋にかかる税金です。
毎年1月1日現在、土地や家屋を所有している人が払う地方税です。
固定資産税は、築後年数が古いほど税額が安くなる特徴があります。
そのため、古民家は固定資産税が安いというメリットがあります。
リフォームやリノベーションしても、固定資産税は変わりません。
古民家リフォーム業者に注意!
古民家を再生・リフォーム・リノベーションしようとして、工務店やハウスメーカーに相談すると建て替えを提案されることがあります。
「これは建て替えしかないですね」
「この家は耐震性が低いので建て替えないとダメですね」
このような話が出たら注意してください。
一般的なハウスメーカーや工務店は古民家再生・リフォーム・リノベーションの実績が少なく、あまり詳しくありません。
自分たちの本域である「新築」に話を持ってきた方が仕事がやりやすいです。
古民家再生・リフォーム・リノベーションは相当専門的な技術と知識が必要なため、難しいのです。
ですが、建て替えてしまうと新築扱いになり、固定資産税が上がってしまうリスクがあります。
建て替えを提案する工務店はハウスメーカーの中には「固定資産税が上がる」というリスク説明をしないところもあるので、注意してください。
わざとリスク説明をしない悪徳業者もいますが、そもそも知識不足で説明しない業者もいるので、どちらにしても注意してください。
安易に建て替えてはいけません。
逆に、新築に建て替えようとしている方は、リフォーム・リノベーションを検討してみるのも良いでしょう。
同じお金をかけるにしても、毎年の固定資産税が大きく違います。
自治体によっては、リフォーム・リノベーションに助成金や補助金を出しているところもあります。
古民家の固定資産税を下げる方法
だいぶ昔に市区町村に調査されて以来、再調査されていない家も多いです。
固定資産税を算出するための市区町村の調査が間違ったまま年数が経っていることがあるのです。
屋根の面積、納戸やうだつが固定資産税の課税面積に算入されていることもあります。
固定資産税は家屋の面積が少なければ安くなる特性を持っています。
そのため、再度市区町村に固定資産税調査を依頼することで計算ミスが見つかり、固定資産税が下がる事例があります。
固定資産税の計算方法は?
固定資産税の税額の計算方式は「固定資産税評価額×1.4%」です。
固定資産税評価額とは土地や家屋の評価額です。
ちなみに、固定資産の評価額が低い場合は課税対象にはなりません。
家屋は20万円未満の評価額であれば固定資産税はかかりません。
※土地は評価額30万円未満が非課税。
固定資産税は3年ごとに評価替えが行われて、築年数が増えるとともに税額が下がっていきます。
木造家屋は30年で最低課税額になります。
ただし、最低課税額になっても固定資産税はかかります。
古材を再利用した新築は固定資産税が下がる?
新築住宅でも古材を再利用すると、固定資産税を下げてもらえることがあります。
古材の経年変化による損耗が認められれば、部分別損耗減点補正率という評価基準を新材の点数にかけて評価してくれて、固定資産税の評価額が下がります。
ただし、状態によっては評価額を下げてくれないこともあるので注意してください。
古民家の増築と移築は固定資産税が上がる
建て替えるよりは、リフォーム・リノベーションした方が固定資産税が安いですが、リフォーム・リノベーションでも固定資産税が上がってしまうことがありますので、注意してください。
この2つは固定資産税が上がってしまうため、事前に知っておきましょう。
その他古民家にかかる税金
古民家にかかる税金は固定資産税だけではありません。
平成27年度の税制改正で相続税が増税になりました。
今まで相続税がかからなかった人もかかる時代です。
古民家の相続税についても事前に勉強しておきましょう。
古民家の相続や相続税については一般社団法人相続ファシリテーター協会の、
「相続税の基礎控除額は非課税枠のこと!税金計算と6つの節税方法」
「空き家の相続の問題!売却や活用の税金控除や放棄後の管理義務」
が参考になりますので、読んでみてください(^^)